人の世の運命とは
何時の世も儚きものであろう

皆を包み込む夜空に
明るく光を放つ閃光の様に
人の闇を照出す光あれば
無風の片隅に佇み
静かに揺れる光もある

人の運命を問うてみよ
恰も風に揺れる炎
人に揺られ風に揺られ
自らの重さに耐え切れず
美しく散る線香花火

私はそうであると願う
一時の仮初を夢を闇に
描くだけのものならば
せめて揺られ堕ちるとしても
儚き炎を散らしながら
心を刻むもので在りたい

消え行きながらもまたも尚
活き続ける光でありたい・・・
運命